2019年09月

脳腫瘍

概要 頭蓋骨の内側にできた腫瘍の総称。頭蓋骨の中は、脳実質と呼ばれる脳本体を中心に、脳実質外の組織である、脳を包む膜や脳神経、下垂体などで構成されており、これらの各部位からさまざまな種類の腫瘍が発生する。脳腫瘍は、その場…

脳出血

概要 脳の動脈が破れて脳の中に出血した状態。脳溢血と呼ばれることもある。脳の血管から流れ出た血液が、脳内の神経細胞を圧迫することで障害が起き、頭痛や手足のまひ、言語障害、意識障害などの症状を引き起こす。脳内のどこにどれく…

熱性けいれん

概要 主に生後6ヵ月から6歳頃までの乳幼児期に起こる、38度以上の発熱に伴う発作性疾患。多くは熱が上がる時に起こり、基本的には短時間で収まる単純性のものである。発熱の際に脳内の活動をコントロールできなくなることでけいれん…

ナルコレプシー

概要 時間や場所にかかわらず、突然強い眠気に襲われ、居眠りを1日に何回も繰り返してしまう病気。古くから知られる過眠症のひとつ。「情動脱力発作(カタプレキシー)」という症状を伴うこともある。思春期に発症することが多く、男女…

心筋梗塞

概要 心筋梗塞は日本人の死亡原因の上位に挙げられている疾患で、突然死の原因にもなり得る、恐ろしい疾患の一つとして知られている。心筋に血液と酸素を送る冠動脈が動脈硬化で硬くなり、心筋に血液を送ることができない状態になること…

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)

概要 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)は、脳、脊髄の神経に炎症が起きて神経の被膜が傷つき、中心部分がむき出しになってしまうことで、さまざまな症状が出る病気です。まれな病気で、日本の全国的な調査(2004~2007年)による…

アナフィラキシーショック

概要 アレルゲンなどが体内に入ることによって、複数の臓器や全身にアレルギー症状が表れ、命に危険が生じ得る過敏な反応が出ることをアナフィラキシーといいます。その中でも血圧低下や意識レベルの低下、失神を伴うなど、重症の場合を…

小児急性脳症(インフルエンザ脳症) 

概要 急性の脳障害である急性脳症は、主に乳幼児や小児に発症する病気で、通常はウイルス感染症をきっかけに起こります。インフルエンザウイルスや突発性発疹ウイルスなどさまざまなウイルス感染症をきっかけとして発症することが知られ…