副甲状腺機能亢進症 概要 副甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気で、骨粗しょう症、尿路結石、高カルシウム血症などの症状を招く。副甲状腺にできた腺腫やがんなどの腫瘍や過形成などにより、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、血液中のカルシウム濃度を…続きを読む
肝性脳症(肝性昏睡) 概要 肝臓の機能の一つに、体内に入った、または体内で生成された有害物質を毒性の低い物質に変えて排出する解毒機能があります。肝臓の機能が大きく低下した肝不全の状態になると、正常なら肝臓で除去されるはずの有害物質が、血液中に…続きを読む
頭部外傷 概要 頭に外からの力が加わり、その程度によって頭の皮膚、頭蓋骨、脳に損傷を来たすことをまとめて頭部外傷と呼ぶ。頭部外傷の中には、皮膚の外傷である皮下血腫(たんこぶ)、頭蓋骨の外傷である頭蓋骨骨折、脳の外傷である脳震とうや…続きを読む
心膜炎 概要 心膜とは、心臓の働きを守るために、2層になって心臓を包み込んでいるもの。通常、この2層の間には心膜腔と呼ばれる隙間があり、心臓が動くときの摩擦を軽減させるための少量の心膜液がたまっている。しかし、心膜に炎症が生じる…続きを読む
ショック 概要 何らかの原因によって血圧が急激に低下し、さまざまな障害が起こる急性の症候群のこと。全身の臓器や組織に十分な血液が届かなくなってしまうため、臓器の機能障害や意識障害などが起こり、瀕死の状態に陥ることも。血圧が通常時よ…続きを読む
播種性血管内凝固症候群(DIC) 概要 外傷や、がん、急性白血病、細菌による重度の感染症などの病気をきっかけとして、全身の細い血管に血栓が生じたり、過度の出血症状が見られたりする重篤な合併症。血液の塊である血栓ができることで血管が詰まりやすくなってしまい…続きを読む
細菌性髄膜炎 概要 髄膜炎とは、脳や脊髄を覆っている髄膜の部分に起こる炎症のこと。このうち、細菌の感染が原因で起こる髄膜炎のことを、細菌性髄膜炎と呼ぶ。原因となる主な細菌としては、肺炎球菌、インフルエンザ菌が挙げられる。他には、髄膜炎…続きを読む
腸閉塞(イレウス) 概要 さまざまな原因により、腸管の流れが途中で阻害されてしまう状態のことをさす。腸管が閉塞されることにより、食べたものや胃液、腸液、ガスなどが腸内にたまり続けてしまい、おなかの痛みや吐き気や嘔吐などの、さまざまな症状を引…続きを読む
肝硬変 概要 長期にわたって肝臓に慢性的な炎症が起こり、肝細胞が破壊・修復を繰り返すと、肝臓内に結合組織が大量に増える(線維化、やけど後のケロイドに似ている)。そして線維化が進むと、本来はやわらかい肝臓が全体的に硬く小さくなる。…続きを読む
手足口病 概要 夏季に流行し、7月に感染のピークを迎えるウイルス性の感染症。感染者のほとんどが小児で、5歳未満が80%以上を占めている。ウイルス感染により、口の中や手足に水疱(水膨れ)ができる。エンテロウイルス、コクサッキーウイル…続きを読む