アルツハイマー型認知症

脳の中にアミロイドβタンパク質が異常にたまることが原因です。

脳神経細胞がダメージを受け脳の全体が少しずつ萎縮しアルツハイマー型認知症が引き起こされます。

中でも大脳辺縁系の一部である記憶に関わる海馬から萎縮が始初期まり初期症状として物忘れが多くなります。

若年性アルツハイマー型認知症も脳の中に同様のタンパク質がたまることで症状が引き起こされます。

頭頂葉の萎縮が強いのが特徴です。

アルツハイマー型認知症の発症には加齢のほか生活習慣・遺伝的要素も関連していると考えられています。

初期症状として多いのは物忘れです。

数分前の出来事を忘れ新しく経験したことを覚えられなくなります。

時間や季節がわからなくなり簡単な計算や料理ができなくなったり人によって症状の種類や程度は異なります。

緩やかに進行していくことがほとんどです。

中期症状として自宅・トイレなどなじみのある場所がわからなくなるという症状が代表的。

ものを盗まれたと言った妄想の出現・ぼーっとしていたり・夜中に徘徊したりといったことがしばしば見られるようになります。

中には道に迷ってしまい警察に保護されるというケースも。

抑うつ・興奮・いらいら・暴力などの症状が出てくる人もいます。

さらに悪化すると言葉がわからなくなって会話が難しくなり歩行困難など身体能力も奪われていきます。

最後は寝たきりとなり肺炎などの合併症を発症することも少なくありません。